アジア太平洋マネジメントからのお知らせ

アジア太平洋マネジメント 第5期財務内容報告について

アジア太平洋マネジメント(代表 青木道生)では、H26.12月期にて第5期となる申告を行いました。下記のとおり財務内容の報告を申し上げます。

(1)収益性について
第5期となるH26.12月期は、過去最高の売上高を計上した第4期(H25.12月期)と比して、128.3%の増収となった。当期純利益については、小規模企業共済及び倒産防止共済等の掛け込みをフルで行ったため、帳簿上は約30%の減益となるも、簿外資産として鑑みれば、大きな含み益を内包している。当期純利益率については40.2%と、第4期(H25.12月期)の62.3%より▲22.1ptとなるものの、小規模企業共済や倒産防止共済、オフィス地代家賃の一括年払い等を鑑みれば、実質的には第4期を上回る収益性を有したP/L構造となっている。

(2)財務健全性について
財務分析上、一般的に100.0%が基準であり、200.0%超であれば十分な短期支払い能力が認められるとされる流動比率については、11,050.3%を計上した。これは一般的基準の110倍、良好とされる指標値の55倍超を意味する。また、自社の体力や企業価値を示す自己資本比率については、中小企業の概ねの平均値10.0%~20.0%に比して99.2%を計上した。金融債務の計上無く、債務償還年数は0.0年と算出され、また売上債権回転期間は1.5ヵ月と、不良債権の内包は無い。これらより、当社の財務健全性は十分に担保されている。

(3)資産健全性について
資産構成について、総資産の88.8%を流動資産が占める。内、手許流動性が最も高い現預金が52.7%を占め、更に即時換金性が認められる投資有価証券が37.9%を占める。同投資有価証券は購入時の価額がB/S計上されており、投資有価証券に占める含み益は約25.0%を有する。その他、B/Sよりオフバランスされるべき不良債権や不良資産の計上は無く、一方でオフバランス済みの資産(含み益を含む)はB/S計上済みの総資産の約25%に相当する。これらより、当社資産内容の健全性は高く、財務D/D後の修正B/Sにおける資産健全性は、公表B/Sを上回るものである。

(4)CRDスコアについて
(独)中小企業基盤整備機構が提供する「経営自己診断システム」におけるCRDスコア算出の結果、同スコアの業界平均値(サービス業)50点(デフォルト企業平均値32点)に対し、当社は98点のスコアを算出した。満点であるスコア100点と比しての乖離2点部分は、借入金月商倍率及び売上高支払利息割引料率にてそれぞれ1点ずつの減点が行われている。当社は借入金を内包していないため、借入金月商倍率及び売上高支払利息割引料率の算出値が0.00ヵ月及び0.00%となり、システム上の異常値と捉えられた可能性がある。

(5)結語
売上高増収率128.3%、流動比率11,050.3%、自己資本比率99.2%、債務償還年数0.0年、CRDスコア98点より考察されるとおり、当社の財務内容における健全性・安全性は高い。またこれらは、全て公表B/Sに基づく計上値に基づき算出されたものであり、財務D/Dを経た修正B/Sに基づき財務分析を行うと、現在総資産の約25.0%の含み益を内包していることから、同健全性・安全性は一層高まるものである。アジア太平洋マネジメントでは今後とも、財務政策立案の専門家として、クライアント企業の財務内容の健全化と同様に、自社の財務内容の健全化にも注力し、積極的なディスクローズを通じ、一層の経営の透明性を確保していく。

以 上